最近、海外で日本人観光客を狙った盗難事故が相次いでいます。また盗難にあった時は、往々にしてパスポートから貴重品まで全部なくなることが多い様です。
気を付けていればある程度は防ぐことができますが、それでも不幸にも盗難事件にあってしまったら、落ち着いて次の様に対処しましょう。
(1)警察に届ける
最寄りの警察に出向いて状況を説明し、パスポートの紛失・盗難証明書と航空券・貴重品等の紛失証明証(保険に入っている場合、この証明証がないと保険がおりません)を作成してもらいましょう。
※良く分からなかったら保険会社に電話しましょう。書き方を教えてくれる上、通訳もしてくれます。
(2)日本大使館へ届ける
日本大使館または総領事館へ行き、旅券の新規発給申請をします(帰国を急いでいる場合は、『帰国のための渡航書』の発給を申請します)。また現金もすべて盗まれてどうしようもない時は、現金を貸してくれることもあります。
(3)クレジット・カードの発行会社に連絡
クレジット・カード発行会社に連絡し、カードを無効にしてもらいます。(連絡先がわからない時は、警察や日本大使館で教えてくれます)。
(4)航空会社に連絡
航空券がE-チケットでない場合は、航空会社に連絡し、最寄りの航空会社の支店(空港等)で再発行してもらいます。※この時、航空会社が定めた所定の手数料を支払うことになります。
また都市によってはその航空会社の支店が無い場合や、あったとしても再発行の手続きが取れない場合があります。その場合は、新規に航空券を購入することになりますが、その際は紛失した航空券の払い戻しを申請することになります。
※航空会社やチケットの種類により、再発行や払い戻しが受けられない場合があります。詳しくは各航空会社の運賃規則をご参照下さい。
航空券がE-チケットの場合は、E-チケット控えを紛失しても飛行機に乗ることができます。
海外で多いトラブルの一つがタクシーでのトラブルです。海外のタクシーは、日本と違って交渉を必要とする場合があります(特にアジアや中東方面)。
当然、トラブルが起こる可能性が高くなります。またメーター制であっても、メーターを倒さなかったり、メーターが通常より早く上がる様に細工をしてあったりするタクシーもある様です。
おかしいな?と思ったら毅然とした態度でクレームをつければ大抵の場合は、問題は収まりますが、それでも不正を続けるタクシーもいます。
旅の最初からトラブルに遭遇するのはどうしても避けたいと言う人は、ホテルに迎え(タクシーよりやや割高だが)をお願いするか、バスや鉄道を使ってホテルまで行くことをお勧めします。
空港で良く起こるトラブルは
ロスト・バッケージです。飛行機を降りて、預けていた手荷物を取りに行ったら、ない!ということが稀に起こります。
特に乗り換えて(トランジット)目的に到着した時などに起こりやすい様です。
自分の荷物が見つからなかったら『ロスト&ファンド』カウンターへ行き、荷物を預けた時にもらったクレームタグと航空券を提示し、宿泊ホテルを告げると、数日後に荷物がホテルに届けられます。
その間は、着替えもなく歯ブラシさえもないという中で過ごさなくてはいけないので、万が一に備え、1泊分の着替えや生活必需品などは機内持ち込みの荷物として携帯することをお勧めします。
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ロスト&ファンドカウンターでの英語はこちら
また万が一、航空会社が手を尽くして探したにも関わらず荷物が見つからない、といった事態も考えられます。
荷物がなくなった理由が、航空会社の過失による場合は、航空会社は規定の賠償金を支払うことになります。
賠償金には上限(責任限度額)が定められており、例えば日本発着の運送に関しては賠償金の上限は大凡16万円(2009年10月末現在)になります。この金額は為替相場と類似しており、日々変わります。
また手荷物の価格がこの責任限度額を超える場合には、航空会社に申告し、従価料金を支払うことで、責任限度額を引き上げることが出来ます(但し上限あり)。
賠償金を請求する場合、対象の航空会社に対して書面を発送することによって意義を述べなければなりません。
なお賠償金請求にあたり請求期間が規定で定められており、手荷物が紛失した場合には21日以内、毀損した場合には7日以内です。これを過ぎると賠償金を請求することは難しくなるので、注意しましょう。